こんにちは!今年のゆずママが注目し検討中である高配当リートの産業ファンド投資法人(3249)を紹介します。KKRをスポンサーとする産業不動産REITです。物流施設に加え、企業のR&D施設、空港、データセンター、工場の底地等のインフラ施設や産業不動産を対象としたポートフォリオです。配当利回りも5.66%と魅力的です。この記事では、注目する高配当リートの産業ファンド投資法人についてわかりやすく紹介していきますね!
産業ファンド投資法人の業績考察
最新の業績指標を示します
投資口価格(2024年8月7日) | 120,100円 |
最低必要資金 | 約12万円 |
時価総額 | 3,046億円 |
投資口数 | 2,536,216 |
物件鑑定額 | 5,976億円 |
有利子負債 | 2,202億円 |
物件鑑定額での純資産 | 3,774億円 |
LTV | 51.0% |
LTV(鑑定価格) | 42.7% |
配当利回り | 5.65% |
2024年7月配当予測 | 3,300円 |
2025年1月配当予測 | 3,080円 |
平均借入金利 | 0.71% |
固定金利割合 | 98.0% |
稼働率 | 99.9% |
日本格付研究所(JCR) | AA(安定的) |
権利確定日 | 1月末、7月末 |
正確な期初予想となっています
ゆずママ
営業収益が安定していますので高配当が期待できますね
産業ファンド投資法人の財務考察
- 時価総額3,046億円、物件鑑定額5,976億円
- 有利子負債が2,202億円
- 5,976億円-2,202億円で負債を除いた正味物件価格が3,774億円です
ゆずママ
時価総額3,046億円に対して負債を差し引いた正味資産が3,774億円のため資産価値に変動がなければ割安です
産業ファンド投資法人の同業比較
項目 | 産業ファンド | 三菱地所物 | イオンリート |
---|---|---|---|
投資口価格 | 120,100円 | 370,000円 | 128,300円 |
時価総額 | 3,046億円 | 1,862億円 | 2,725億円 |
鑑定物件価格 | 5,976億円 | 3,111億円 | 5,001億円 |
有利子負債 | 2,202億円 | 1,130億円 | 1,884億円 |
物件価格(負債除) | 3,774億円 | 1,981億円 | 3,117億円 |
LVT | 51.0% | 40.2% | 44.6% |
格付け(JCR) | AA | AA | AA |
配当利回り | 5.65% | 5.09% | 5.22% |
ゆずママ
配当利回りは産業ファンドが圧勝です。財務は三菱地所物流リートがいいですね
増資リスク検討
2024年2月増資 | 119,047円 |
2023年3月増資 | 138,278円 |
2020年7月増資 | 177,001円 |
- 頻繁に増資しておりますので増資される可能性があります。増資発行価格が下がっているのが気になります
今後の業績について
- 物流施設がメインです
- 賃貸期間が長く安心できますが、退去されると厳しそうです
スポンサーについて
- J-REITではスポンサーが非常に重要な役割を担っています。
- KKRをスポンサーとしており、2010年以降、日本国内に80億ドル(1兆2000億円)を投資しており、今後10年でも1兆円以上を投資する方向です
ゆずママ
KKRは投資ファンドのため少し不安です
金利上昇の危険性について
- 現在、加重平均金利が0.71%で、直近の借入金利が1.0%です。最低でも0.3%の金利上昇を見込んでおいたほうがいいです
- 長期借入の割合が多く分散されていますので金利上昇リスクは軽減されています
総合評価
欠点
- 物流施設に加え、企業のR&D施設、空港、データセンター、工場の底地等のインフラ施設のため景気の影響を受けやすいです
- 長期間での契約のため空室リスクは少ないが、募集が難しそうです
- 頻繁に増資しており、今後も増資される可能性があります
利点
- 含み資産が大きいため売却時に利益が出る可能性があります
- 長期間での契約のため空室リスクは少ない
- 借入金の分散がある程度できているため金利上昇の影響が少ない
- 全体的に分配金が上昇傾向で長期にわたり安心して保有できます
ゆずママ
J-REIT全体では中規模です。借入金利も低く長期固定金利で分散できています。長期賃貸契約のため空室リスクが少ないため安全性が高く分配金も増加傾向です。景気の影響を受けやすいリートのため今後の景気減速期は厳しそう。ただ分散がされており利回りも高いためポートフォリオの一部として組み込むのもありだと思われます
注意
当サイトに掲載する情報は投資勧誘を目的としたものではありません。株式などの金融商品の取引は損失を出す恐れがあります。全て自己判断、自己責任での投資をお願いいたします。このブログは当サイト管理人が趣味として記載しているものであり、いかなる損失が出た場合でも責任を負うことはできません。