こんにちは!今年のゆずママが注目し購入したバリュー株のピーエスコンストラクション(1871)を紹介します。ピーエスコンストラクションは東京都港区に本社を置く土木メーカです。橋梁首位級で大成建設が23年11月にTOB(株式公開買い付け)による連結子会社化を実施し、大成建設の子会社となりました。当時の買い付け価格は1株当たり1010円です。人気の高配当株でもあり親子上場会社なのでいろいろなカタリストがあります。この記事では、注目するバリュー株についてわかりやすく紹介していきますね!
ピーエスコンストラクションの業績考察
最新の業績指標を示します
株価(2024年9月13日) | 990円 |
最低必要資金 | 約10万円 |
時価総額 | 470億円 |
PER | 9.24 |
PBR | 0.88 |
売上予測 | 1,270億円 |
利益予測 | 77億円 |
利益率予測 | 6.1% |
従業員数 | 1740名 |
配当回数 | 年2回 |
平均年齢 | 44.6歳 |
権利確定日 | 3、9月末 |
1株配当金 | 25円 |
配当利回り | 4.44% |
業績 | 減収減益 |
今期は材料や人件費の上昇もあり利益は伸び悩むような予測です
期初予想の営業利益はかなり弱めに予測する傾向があります
今期業績
3.7
PER
4.0
PBR
3.8
事業成長性
3.5
- 現在の株価は990円、PER9.2、PBR0.88、自己資本比率42.7%、配当利回り4.44%
- 今期は減収減益予測ですが、受注も順調で進捗もいいので上振れの可能性があります
- 配当性向は40%です
ゆずママ
最近では増配傾向です。営業利益率が低いため評価が低くなっていますね
ピーエスコンストラクションの財務考察
時価総額 | 470億円 |
1.現金及び預金 | 185億円 |
2.受取手形及び売掛金 | 697億円 |
3.その他 | 29億円 |
1~3の合計 | 911億円 |
総負債 | 702億円 |
差引の現金資産 | 209億円 |
4.有価証券その他 | 41億円 |
5.不動産 | 84億円 |
4~5の合計 | 125億円 |
差引の資産 | 334億円(正味資産) |
営業CFは黒字や赤字を繰り返しており不安定です
総合バリュー
3.8
現金
3.8
土地含み
4.0
有価証券
3.0
- 時価総額470億円、現金+売掛金+その他で911億円
- 総負債金額は702億円
- 911億円(現金他)-702億円(負債)で正味現金が+209億円です。
- 時価総額470億円に対して土地等も含めた正味資産が334億円です
ゆずママ
時価総額470億円に対して負債を差し引いた正味資産が334億円のため割安な水準です
ピーエスコンストラクションの同業比較
項目 | ピーエス | オリ白石 | 佐藤渡辺 |
---|---|---|---|
株価 | 990円 | 386円 | 1660円 |
時価総額 | 470億円 | 535億円 | 106億円 |
売上 | 1270億円 | 650億円 | 400億円 |
営業利益 | 77億円 | 50億円 | 18億円 |
利益率 | 6.1% | 7.7% | 4.5% |
自己資本比率 | 42.7% | 68.5% | 59.9% |
PER | 9.24 | 14.61 | 8.60 |
PBR | 0.88 | 1.02 | 0.51 |
配当利回り | 4.44% | 3.76% | 4.82% |
来期業績予 | 減収減益 | 減収減益 | 増収増益 |
ゆずママ
どこも割安で不人気な銘柄ですね
減配リスク検討
- 直近では増配傾向のため減配リスクは少なそうです
- 配当性向が40%です
今後の企業業績について
- 6月末単体受注残1900億円(前年同期比11%増)
- 土木は第1四半期から設計変更獲得、道路工事の消化順調で想定以上に採算向上
- 建築は主に⺠間住宅投資の減少により2030年まで緩やかに下降する⾒通し
- 土木投資額の将来予測は、国土強靭化対策や⽼朽化対策による政府土木投資により堅調に推移する見通し
会社経営者について
- 現在の代表取締役の森拓也さんは1956年生まれ京都大卒業。1979年に入社し2020年に社長就任する
- 入社後の約15年間は大阪支店勤務で、そのうちの大半は設計部署に在籍し、一部現場も担当して、その後、本社に異動しています
- 森拓也さんは16,300株保有
ゆずママ
大成建設が50.1%保有しており、親子上場の廃止の流れもありTOBの可能性もあります
バリュートラップの危険性について
- 現状のところはぎりぎりバリュートラップになっていないイメージです
- いろいろな材料が多いため成長企業に変身する可能性もあります
総合評価
ゆずママ
過去から売上も利益もほとんど成長しておりません。親会社が大成建設になったことから相乗効果が出る可能性があります。配当利回りが高いため高配当をもらいながらゆっくりとTOBを待ってもいいと思います
注意
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