こんにちは!今年のゆずママが注目し検討中である高配当リートのイオンリート投資法人(3292)を紹介します。小売り大手のイオングループをスポンサーとするJ-REITです。ポートフォリオ構成については大規模商業施設80%以上、その他商業施設20%以下、物流施設10%以下という方針を掲げています。資産規模は4690億円で海外にも2件(いずれもマレーシアの商業施設)を所有してます。格付けはJCRから「AA」を取得し安定しています。配当利回りも5.02%と魅力的ですね。この記事では、注目する高配当リートのイオンリート投資法人についてわかりやすく紹介していきますね!
産業ファンド投資法人の業績考察
最新の業績指標を示します
投資口価格(2024年8月7日) | 133,400円 |
最低必要資金 | 約13.4万円 |
時価総額 | 2,833億円 |
投資口数 | 2,123,952 |
物件鑑定額 | 5,061億円 |
有利子負債 | 2,069億円 |
物件鑑定額での純資産 | 2,992億円 |
LTV | 43.1% |
LTV(鑑定価格) | 45.1% |
配当利回り | 5.02% |
2024年7月配当予測 | 3,340円 |
2025年1月配当予測 | 3,350円 |
平均借入金利 | 0.81% |
固定金利割合 | 94.0% |
稼働率 | 100% |
日本格付研究所(JCR) | AA(安定的) |
権利確定日 | 1月末、7月末 |
正確な期初予想となっています
ゆずママ
営業収益が安定していますので高配当が期待できますね
産業ファンド投資法人の財務考察
- 時価総額2,833億円、物件鑑定額5,061億円
- 有利子負債が2,069億円
- 5,061億円-2,069億円で負債を除いた正味物件価格が2,992億円です
ゆずママ
時価総額2,833億円に対して負債を差し引いた正味資産が2,992億円のため資産価値に変動がなければ若干ですが割安です
産業ファンド投資法人の同業比較
項目 | イオンリート | 三菱地所物 | 産業ファンド |
---|---|---|---|
投資口価格 | 133,400円 | 384,000円 | 123,500円 |
時価総額 | 2,833億円 | 1,933億円 | 3,132億円 |
鑑定物件価格 | 5,061億円 | 3,111億円 | 5,976億円 |
有利子負債 | 2,069億円 | 1,130億円 | 2,202億円 |
物件価格(負債除) | 2,992億円 | 1,981億円 | 3,774億円 |
LVT | 43.1% | 40.2% | 51.0% |
格付け(JCR) | AA | AA | AA |
配当利回り | 5.02% | 4.90% | 5.49% |
ゆずママ
配当利回りは産業ファンドが圧勝です。財務は三菱地所物流リートがいいですね
増資リスク検討
2023年2月増資 | 135,456円 |
2021年8月増資 | 150,442円 |
2019年7月増資 | 133,477円 |
2017年9月増資 | 110,662円 |
2017年2月増資 | 118,950円 |
2016年2月増資 | 125,190円 |
2015年2月増資 | 148,200円 |
2013年12月増資 | 101,430円 |
- 頻繁に増資しておりますので増資される可能性があります。2025年2月頃の増資可能性があります
今後の業績について
- イオンの商用施設がメインです
- 稼働率は100%維持しています
- スポンサーのイオンが借主なので安心ですが、イオンの業績が悪くなると不安です
スポンサーについて
- J-REITではスポンサーが非常に重要な役割を担っています。
- イオンをスポンサーとしており、大型商用施設に力を入れており今後も増資が繰り返されると思われます
ゆずママ
イオンの業績不振時には少し不安が残ります
金利上昇の危険性について
- 現在、加重平均金利が0.81%で、直近の借入金利が1.0%です。最低でも0.2%の金利上昇を見込んでおいたほうがいいです
- 長期借入の割合が多く分散されていますので金利上昇リスクは軽減されています
総合評価
欠点
- イオン系の商業施設のため景気の影響を受けやすいです
- イオンとの商用施設の契約のため空室リスクは少ないが、万一の退店の際は売却が難しそうです
- 頻繁に増資しており、今後も増資される可能性があります
利点
- イオンとの契約のため空室リスクは少ない
- 借入金の分散がある程度できているため金利上昇の影響が少ない
- 物件の入替えがなくシンプルです
ゆずママ
J-REIT全体では中規模です。借入金利も低く長期固定金利で分散できています。長期賃貸契約のため空室リスクが少ないため安全性が高いです。スポンサーのイオン業績の影響を強く受けやすいリートのため今後の景気減速にじわじわと影響してくる懸念が大きいです
注意
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