読者の皆様、こんにちは。「ゆずママの資産バリュー株ガチ投資&優待生活」管理人のゆずママです。
今週は、日常の喧騒や相場のモニターから少し距離を置き、香川県の琴平(こんぴらさん)の麓にある静かなお宿からこの記事を執筆しています。歴史ある温泉に浸かり、名物のうどんを堪能し、穏やかな時間を過ごしていると、日々チャートの上下に一喜一憂する市場の熱狂が、まるで遠い別世界での出来事のように感じられます。
しかし、ひとたびマーケットに目を向けると、今週もまた凄まじい「局地的な熱狂」が繰り広げられていました。さっそく、今週の運用状況と、指数に置いてきぼりにされたバリュー投資家としての率直な心境、そして今回あえて新規購入に踏み切った2銘柄の「深い理由」について、じっくりとお話ししていきたいと思います。
📊 今週の損益状況(4/13~4/17):日経平均の背中が遠のく一週間
- 週間損益: +24万円
- 年初来損益: +2,670万円 ✨
今週の私のポートフォリオは、週間で「+24万円」という微増での着地となりました。プラスで終えられたこと自体は素直に喜ばしいのですが、市場全体の動きと比較すると、どうしても「取り残された感」が否めない一週間でした。
【2026年4月17日(金)終値時点の主要指数】
- 日経平均: 続伸(AI・半導体関連が牽引)
- TOPIX: 堅調推移
先週の「歴史的暴騰」の余韻を引き継ぎ、今週も日経平均は強い動きを見せました。しかし、その上昇の中身を紐解いてみると、ごく一部の時価総額が大きい値がさ株(特にAI関連、半導体、データセンター関連)が指数を強引に押し上げているだけであり、市場全体の銘柄が底上げされているわけではありません。
私の主戦場である「内需中心のバリュー株」や「中小型の資産株」には全くと言っていいほど資金が回ってこず、日経平均がスルスルと上昇していくのをただ指をくわえて眺めているような状態でした。
🚨 バリュー投資家を襲う「FOMO(取り残される恐怖)」との戦い
投資ブログを運営していると、読者の皆様から「日経平均がこんなに上がっているのに、自分の持ち株は全然上がりません。やり方が間違っているのでしょうか?」という不安の声やメッセージをいただくことがよくあります。
今週のように、指数ばかりが上昇し、自分のポートフォリオがそれに追従できない時、投資家は強烈な**FOMO(Fear Of Missing Out:取り残される恐怖)**に襲われます。 「もしかして、自分のバリュー株投資は時代遅れなのではないか?」 「今すぐ持っているバリュー株を売って、上がり続けているAI株に乗り換えるべきではないか?」 人間の心理として、そう焦ってしまうのは当然のことです。
しかし、ここで断言します。「指数についていけないからといって、決して焦ってはいけません。むしろ、今が投資家としての真価が問われる踏ん張りどころです。」
過去の相場の歴史を振り返れば、実体経済や企業の純資産価値を無視して「期待」だけで買われるテーマ株の熱狂は、必ずどこかで限界を迎えます。PER(株価収益率)が数十倍、数百倍にまで膨れ上がった銘柄群は、ほんの少しの悪材料(金利の再上昇や、期待を下回る決算など)でナイアガラの滝のように暴落するリスクを孕んでいます。
一方で、私たちが保有しているような「PBR(株価純資産倍率)が1倍を大きく割り込み、現金をたっぷりと溜め込んでいる資産バリュー株」は、下値が極めて限定的です。市場が熱狂から覚め、冷静さを取り戻した時に、資金の逃避先として選ばれるのは、間違いなくこうした「本源的価値の高い銘柄」なのです。
だからこそ、日経平均の華やかな上昇についていけなくても、自分の投資スタイルを曲げる必要は一切ありません。
🛒 今週の売買:熱狂の裏で「極上の割安株」を静かに拾う
市場がAI株に夢中になっている今、地味な内需バリュー株は完全に放置され、不当なまでに安い価格で放置されています。手元に潤沢なキャッシュを残している私にとって、この「放置状態」は絶好の狩り場です。
今週は全体の様子を静観しつつ、以下の2銘柄を少しだけ新規で購入(追加)しました。
【新規購入銘柄】
- 南海辰村建設
- ケー・エフ・シー
なぜ、このタイミングでこの2銘柄を選んだのか?そこには、ただ「割安だから」というだけでなく、明確なカタリスト(株価上昇の引き金)を見据えた戦略があります。
🔍 徹底解説①:南海辰村建設を拾った理由
南海辰村建設は、南海電鉄グループの中核建設会社です。この銘柄の最大の魅力は、単なる低PBR・割安株であるという点以上に、「親子上場の解消(再編)」という強力なイベントが発生する蓋然性が極めて高いという点にあります。
近年、東証の市場改革やコーポレートガバナンス・コードの浸透により、親会社と子会社が共に上場している「親子上場」のいびつさが機関投資家から厳しく追及されるようになっています。少数株主の利益相反となるこの状態を解消するため、親会社による完全子会社化(TOB)やMBO(経営陣による買収)が市場で相次いでいます。
南海辰村建設の財務状況や親会社(南海電鉄)との関係性、そして同業他社における過去の類似ケースのデータを分析すると、中長期的に見て何らかの資本異動が起こる確率が非常に高いと判断しています。仮にTOBが実施されれば、現在の低い株価水準から純資産価値(BPS)に近い水準まで、一気にプレミアムが乗って買い付けられる可能性があります。 もちろん、イベントがいつ起こるかは誰にも分かりません。しかし、「下値不安が乏しい割安な価格で仕込み、イベントの発生を気長に待つ」ことこそが、最も勝率の高い負けない投資法なのです。
🔍 徹底解説②:ケー・エフ・シーを拾った理由
もう一つの購入銘柄であるケー・エフ・シーは、建設用のファスナー(締結部品)や土木資材を手掛ける企業です。非常に地味な事業内容のため、個人投資家からの人気は皆無と言っていいほどですが、私はこの企業の「圧倒的な財務の鉄壁さ」と「事業の底堅さ」を高く評価しています。
日本のインフラ(トンネル、橋梁、高速道路など)は高度経済成長期に作られたものが多く、現在急速に老朽化が進んでいます。国土強靭化の国策において、補修・補強のための土木資材の需要は景気動向に関わらず、今後数十年単位で安定的に存在し続けます。 そして何より素晴らしいのが、同社の貸借対照表(バランスシート)です。有利子負債が極めて少なく、手元に潤沢な現金(ネットキャッシュ)を抱え込んでいます。時価総額に対してこれだけの現金と安定したキャッシュフローを生み出す事業を持っているにもかかわらず、株価は全く評価されていません。
こうした「現金持ちの地味な低PBR企業」は、いずれアクティビスト(物言う株主)のターゲットになるか、自社株買いや大幅な増配といった株主還元策を打たざるを得ない局面に追い込まれます。市場の関心が向いていない今こそが、静かに仕込む絶好のチャンスだと判断しました。
【現在の主力ポートフォリオ(4/17時点)】
- 東部ネットワーク
- 宮崎太陽銀行
- 大伸化学
- 南海辰村建設(NEW!)
- ケー・エフ・シー(NEW!)
主力陣営に建設・土木セクターのバリュー株が加わり、より強固で「負けにくい」ポートフォリオが構築できました。
【優待ホールド枠:ブレない長期保有】
- オートバックス
- FJネクスト
💡 次週の投資戦略:嵐を呼ぶ決算発表シーズンに向けて
さて、いよいよ来週からは本格的な決算発表シーズンに突入していきます。 現在、実体経済の不透明感を無視してAI・半導体関連株に偏重している相場は、決算という「現実の数字」を前にして大きな試練を迎えるはずです。もし成長株の決算が市場の高い期待に1ミリでも届かなければ、凄まじい巻き戻し(暴落)が起こるリスクがあります。
次週以降の私の戦略は、**「引き続き潤沢な現金を温存しつつ、優良なバリュー株が理不尽に売られる場面があれば淡々と拾っていく」**というスタイルを徹底します。日経平均が上がろうが下がろうが、私のやることは変わりません。企業の本当の価値を見極め、安く買い、適正な価格になるまでじっと待つだけです。
琴平の穏やかな風を感じながら、投資とはかくも忍耐のいる作業であり、同時に心静かに向き合うべきものだと再確認しています。こんぴらさんの長い石段を一段一段登るように、投資も焦らず、自分のペースで確実な資産形成の階段を登っていきましょう。
来週も相場のノイズに惑わされることなく、ブレない投資スタイルを貫いていきます!
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