こんにちは!今年のゆずママが注目し購入したバリュー株の遠藤照明(6932)を説明します。遠藤照明は大阪府中央区に本社を置く照明器具メーカです。PBRが0.55と非常に割安で配当性向が16%程度のため増配余力も非常に大きい会社ですね。商業施設のおしゃれ照明がブームで、今後の成長性も期待できます。この記事では、注目するバリュー株についてわかりやすく紹介していきますね!
遠藤照明の業績考察
最新の業績指標を示します
株価(2024年1月5日) | 1,324円 |
最低必要資金 | 約14万円 |
時価総額 | 195億円 |
PER | 6.11 |
PBR | 0.55 |
売上予測 | 485億円 |
利益予測 | 48億円 |
利益率予測 | 9.9% |
ROE予測 | 9.3% |
従業員数 | 1,552名 |
配当回数 | 年2回 |
平均年齢 | 42.0歳 |
権利確定日 | 3月末、9月末 |
1株配当金 | 35円 |
配当利回り | 2.64% |
業績 | 増収増益 |
2021年より成長が加速しています
期初予測は安全サイドで低めに設定されています
- 現在の株価は1,324円、PER6.11、PBR0.55、自己資本比率56.9%、配当利回り2.64%
- 時価総額195億円で48億円の営業利益は非常に大きいですね
- 国内照明は流通店舗向け中心に電気代の安いLED照明の需要増が続いている
- 2025年も引き続き商業施設向けLED照明の増加を予測
今後は付加価値の高い照明が有望となります。建造物にマッチした芸術性の高い照明,つながる照明や人にやさしい照明,さらには照明によるアプローチで課題解決に貢献するソーシャルソリューションなどが有望であり非常に楽しみですね!
遠藤照明の財務考察
時価総額 | 195億円 |
1.現金及び預金 | 150億円 |
2.受取手形及び売掛金 | 92億円 |
1~2の合計 | 242億円 |
総負債 | 268億円 |
差引の現金資産 | -26億円 |
利益剰余金 | 199億円 |
3.立替その他 | 37億円 |
4.土地資産 | 35億円 |
3~4の合計 | 72億円 |
差引の資産 | 46億円(正味資産) |
営業CFは常に黒字で設備投資も範囲内に実施しています。2015年はイギリスの照明会社の買収(約63億円程度)があり投資CFが大きく赤字になっています
- 時価総額195億円、現金+売掛金で242億円
- 総負債金額は268億円
- 242億円(現金)-268億円(負債)で正味現金が-26億円です。立替その他等、土地にて72億円です。正味資産は-26億円+72億円=46億円となります
- 営業キャッシュフローは毎年黒字になっています
資産価値は46億円以上です。毎年50億円程度の営業利益があれば株主への還元が期待できます
遠藤照明の同業比較
項目 | 遠藤照明 | 星和電機 | エフティグループ |
---|---|---|---|
株価 | 1,324円 | 484円 | 1,238円 |
時価総額 | 195億円 | 64億円 | 381億円 |
売上 | 485億円 | 230億円 | 350億円 |
営業利益 | 48億円 | 6.3億円 | 59億円 |
利益率 | 9.9% | 2.7% | 16.8% |
自己資本比率 | 56.9% | 57.2% | 69.5% |
PER | 6.11 | 13.83 | 9.92 |
PBR | 0.55 | 0.43 | 1.71 |
配当利回り | 2.64% | 3.10% | 4.44% |
来期業績予 | 増収増益 | 減収減益 | 減収増益 |
エフティグループは成長してませんが利益率も高く配当もいいので高配当株としてはいいかもしれません
減配リスク検討
- 現状で配当性向20%以下のため減配リスクは少ないが過去に3回も減配を実施しています
- 会社業績により減配の可能性はありそう
今後の企業業績について
- 商業施設の照明器具で国内首位のため業績は堅調
- 海外比率が38%もあり為替リスクの影響を受ける可能性もあります
- 値上げが浸透しています
会社経営者について
- 現在の社長の遠藤邦彦さんは2代目社長で阪大工学部卒で富士銀行より遠藤照明に入社して2014年(40歳)で社長となり現在49歳です
- 資産管理会社のアーバンにて33%の株を保有しており経営権は堅そう
- 外国人の持ち株比率が11.1%→16.5%と大幅に伸びており面白そうな展開です
社長周りの幹部が高齢のため古いイメージが払しょくできず残念です。ぜひ若返りをしてほしいと思います
総合評価
現時点ではPERとPBRともに割安です。市場平均のPER15倍の3,200円でもおかしくない水準です。PBRの1倍割れの銘柄のため何らかの対策が必要で材料も期待できます。照明器具も次の成長段階に進むと思われます。成長するバリュー銘柄としては期待できるのではないかと思い少しだけ購入しました
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