こんにちは!今年のゆずママが注目し購入したバリュー株の日本パーカライジング(4095)を説明します。日本パーカライジングは東京都中央区に本社を置く金属表面処理メーカです。東証プライム市場ですがPBRが0.76と割安ですね。金属表面処理では国内首位です。この記事では、注目するバリュー株についてわかりやすく紹介していきますね!
日本パーカライジングの業績考察
最新の業績指標を示します
株価(2024年1月12日) | 1,158円 |
最低必要資金 | 約12万円 |
時価総額 | 1,535億円 |
PER | 12.72 |
PBR | 0.76 |
売上予測 | 1,250億円 |
利益予測 | 145億円 |
利益率予測 | 11.6% |
ROE予測 | 6.0% |
従業員数 | 4,292名 |
配当回数 | 年2回 |
平均年齢 | 41.9歳 |
権利確定日 | 3月末、9月末 |
1株配当金 | 40円 |
配当利回り | 3.45% |
業績 | 増収増益 |
2019年までには回復していません
期初予測は少し高めに設定されています
今期業績
3.5
PER
3.5
PBR
3.7
事業成長性
3.0
- 現在の株価は1,158円、PER12.72、PBR0.76、自己資本比率70.3%、配当利回り3.45%
- 国内薬品は値上げ順調に進んでいる
- 2025年も引き続き車用途で回復進む
ゆずママ
今後はインド向けが課題になってくると思われます
日本パーカライジングの財務考察
時価総額 | 1,535億円 |
1.現金及び預金 | 820億円 |
2.受取手形及び売掛金 | 409億円 |
1~2の合計 | 1,229億円 |
総負債 | 428億円 |
差引の現金資産 | +801億円 |
利益剰余金 | 1,585億円 |
3.立替その他 | 127億円 |
4.有価証券 | 326億円 |
3~4の合計 | 453億円 |
差引の資産 | 1,254億円(正味資産) |
営業CFは常に黒字で設備投資も範囲内に実施しています。
総合バリュー
3.5
現金
3.8
土地含み
2.5
有価証券
3.5
- 時価総額1,535億円、現金+売掛金で1,229億円
- 総負債金額は428億円
- 1229億円(現金)-428億円(負債)で正味現金が801億円です。有価証券、立替その他等にて453億円です。正味資産は801億円+453億円=1,254億円となります
- 営業キャッシュフローは毎年黒字になっています
ゆずママ
資産価値は1,254億円以上です。会社の配当性向が30%で現状が40~50%のため増配期待はなさそうです。株主還元としてはROEが低いため自社株買いの方向ですね
日本パーカライジングの同業比較
項目 | 日本パーカ | 日本化学産業 | 上村工業 |
---|---|---|---|
株価 | 1,158円 | 1,409円 | 11,140円 |
時価総額 | 1535億円 | 285億円 | 2,200億円 |
売上 | 1250億円 | 252億円 | 781億円 |
営業利益 | 145億円 | 26億円 | 121億円 |
利益率 | 11.6% | 10.7% | 15.5% |
自己資本比率 | 70.3% | 86.5% | 77.7% |
PER | 12.72 | 13.61 | 20.67 |
PBR | 0.76 | 0.63 | 2.10 |
配当利回り | 3.45% | 2.27% | 1.62% |
来期業績予 | 増収増益 | 増収減益 | 減収減益 |
ゆずママ
どこの会社も大きく成長してませんが利益率は高いですね
減配リスク検討
- 現状で配当性向44%のため減配リスクはあります。過去にも減配を実施しています
- 会社業績により減配の可能性はありそう
今後の企業業績について
- 金属正面処理は国内首位のため業績は堅調
- 海外比率が47%もあり為替リスクの影響を受ける可能性もあります
- 薬品部門は値上げが浸透していますが、加工部門が厳しそうです
会社経営者について
- 現在の社長の里見多一さんは早大院修了で日本製鉄より日本パーカライジングに入社して2017年で会長となり現在76歳です
- そろそろバトンタッチのタイミングかもしれません
ゆずママ
新しいリーダにバトンタッチができるかがカギですね!
総合評価
ゆずママ
現時点ではPERとPBRともに割安です。市場平均のPER1倍の1,500円でもおかしくない水準です。PBRの1倍割れの銘柄のため何らかの対策が必要で材料も期待できます。下落したところで購入したいと思います
注意
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