こんにちは!ゆずママが注目しているバリュー株の大伸化学(4629)を紹介します。大伸化学は東京都港区に本社を置くシンナー専業会社です。シンナーでは国内首位で約3割のシェアを有しています。この記事では、注目するバリュー株についてわかりやすく紹介していきますね!
大伸化学の業績考察
最新の業績指標を示します
株価(2023年9月15日) | 1,232円 |
最低必要資金 | 約13万円 |
時価総額 | 56億円 |
PER | 6.71 |
PBR | 0.37 |
売上予測 | 350億円(+1.8%) |
利益予測 | 12.6億円(+0.5%) |
利益率 | 3.6% |
従業員数 | 232名 |
配当回数 | 年1回 |
権利確定日 | 3月末 |
1株配当金 | 35円 |
配当利回り | 2.84% |
業績 | 増収増益(↑) |
今期業績
3.0
PER
4.5
PBR
4.5
事業成長性
3.0
- 現在の株価は1,232円、PER6.71、PBR0.37、自己資本比率63.9%、配当利回り2.84%
- 2023年9月15日四季報予想は横ばい継続
- プラス面では自動車業界の回復
- マイナス面では人件費、材料費の上昇
- 過去において営業赤字はありません
- 時価総額56億円に対して営業利益の12.6億円は大きく事業価値も高い
ゆずママ
利益率が3.6%と低いですがシェアが高いため価格転嫁が進めば利益率も回復する可能性があると思われますが、現在の事業価値としては営業利益*10で126億円と思われます
大伸化学の財務考察
時価総額 | 56億円 |
1.現金及び預金 | 58億円 |
2.受取手形及び売掛金 | 80億円 |
3.電子記録債券 | 34億円 |
1~3の合計 | 172億円 |
総負債 | 86億円 |
差引の現金資産 | 86億円 |
利益剰余金 | 137億円 |
総合バリュー
4.5
現金
5.0
土地含み
2.5
有価証券
3.0
- 時価総額56億円、現金+売掛金で172億円、工場の土地建物を含まなくても172億円の現金
- 総負債金額は86億円
- 172億円(現金)-86億円(負債)で正味現金が86億円もある状態である。事業成長がなくても現行の時価総額56億円はあまりにも安すぎる
- 営業キャッシュフローもほぼ黒字で安定しています
ゆずママ
保有現金のみでの資産価値は86億円以上です。少なくとも時価総額56億円という現状の株価はおかしいのではと思ってしまいます
大伸化学の同業比較
項目 | 大伸化学 | ナトコ | アトミクス |
---|---|---|---|
株価 | 1,232円 | 1,501円 | 709円 |
時価総額 | 56.6億円 | 122.3億円 | 51.4億円 |
売上 | 350億円 | 214億円 | 120億円 |
営業利益 | 12.6億円 | 17.8億円 | 1.8億円 |
利益率 | 3.6% | 8.3% | 1.5% |
自己資本比率 | 63.9% | 79.5% | 69.7% |
PER | 6.71 | 9.44 | 34.27 |
PBR | 0.37 | 0.51 | 0.38 |
配当利回り | 2.84% | 3.33% | 2.40% |
来期業績予 | 増収増益↑ | 増収増益↑ | 増収増益↑ |
ゆずママ
どの会社も低PBRとなっております。この業界は事業の成長性がないと判断されていると思われます
株価材料
- 外国人の持株比率10.9%でこの規模の会社では比率が高い
- 創業者一族である坪井さんの持株が約25%保有しており将来TOB、MBOの可能性もある
- 業界的に事業再編の動きが出る可能性あり
ゆずママ
塗料やインクの業種では業界再編の流れがあり大伸化学も万年割安だったロックペイントのようなMBOの可能性もあると考えます
総合評価
ゆずママ
時価総額が56億円であるが事業価値120億円、資産価値86億円で合計206億円となります。少なくとも2~4倍ぐらいの株価水準であっても不思議ではありません。事業価値ゼロでも株価は1,800以上の価値はありますね!
注意
当サイトに掲載する情報は投資勧誘を目的としたものではありません。株式などの金融商品の取引は損失を出す恐れがあります。全て自己判断、自己責任での投資をお願いいたします。このブログは当サイト管理人が趣味として記載しているものであり、いかなる損失が出た場合でも責任を負うことはできません。