【10月第4週】−813.7万円…プラス記号、もう帰るの?|日和産業を買い増し

ゆずママの、正直すぎる投資日記

10月第4週 | 晴れ間の翌週、また雨。

プラス記号、
もう帰るの?

先週は+189.5万円。今週は、ふたたび厳しい数字に。
でも、決算書まで雨とは限らない。

雨の中、黄色い傘で決算ノートを守るイラスト

今週のポートフォリオ週間損益

−813.7万円

数字は正直に。次の判断は、落ち着いて。

日和産業を、今週も少し買い増し年初来+3,796.3万円〈計算値〉

こんにちは、ゆずママです。

先週は、久しぶりのプラスに少しほっとした一週間でした。ところが今週、成績表を開くと−813.7万円。プラス記号、もう少しゆっくりしていってもよかったのですが……。

画面を二度見しても、数字は同じ。
それなら、見る場所を変えてみよう。

株価の次は、会社の利益・現金・受注・資本政策へ。

今週もAI関連株が売られる場面が目につき、日経平均は−4.2%、TOPIXは−2.5%でした。先週は持ち株に晴れ間がありましたが、今週は私の運用成績も大きくマイナスです。

そんな一週間に、日和産業を少し買い増ししました。今日は「どれだけ減った?」で終わらず、「安くなった株と、価値が下がった株をどう見分ける?」「次の決算では何を読む?」まで、一緒に整理していきます。

01

今週の成績。
痛い数字も、そのまま記録。

10月19日〜23日 | ポートフォリオ損益額

−813.7万円

今週は大きなマイナスでした。実現損益・評価損益の内訳や、銘柄別の寄与は掲載していません。

日経平均 | 週間騰落率

−4.2%

TOPIX | 週間騰落率

−2.5%

損益・指数騰落率は筆者の報告値。損益額の「万円」と指数の「%」は別の尺度です。運用元本・入出金を調整した運用利回りは掲載していないため、指数に何ポイント勝った・負けたとは算出していません。

晴れた週だけでなく、3週間を並べてみる。

直近3週間の損益横軸は週間損益、単位は万円。10月5日〜9日マイナス964、13日〜16日プラス189.5、19日〜23日マイナス813.7。ゼロを基準に左右に棒を描画。10/5–910/13–1610/19–23−964.0−813.7+189.5−1,000−5000+250横軸:週間損益(万円)
−964万円 → +189.5万円 → −813.7万円。週ごとの損益を、同じ単位(万円)で比較。

直近2週間の合計|10/13〜23

−624.2万円

+189.5 − 813.7

直近3週間の合計|10/5〜23

−1,588.2万円

−964 + 189.5 − 813.7

直近3週間の集計であり、10月全体の月間損益ではありません。

先週のプラスがうれしかった分、今週のマイナスはこたえます。ただ、減った金額を来週の「必達目標」にすると、売買の基準が変わってしまいます。

来週の目標は「813.7万円を取り戻す」より、
「買う理由を、もう一度説明できる」に。

損失額は過去の結果。次の注文は、これからの期待値とリスクで考えたいです。

過去2週の数値:10月第3週の記事 / 10月5日〜9日の記事

02

年初来は、+3,796.3万円。
プラスの内側にも、波がある。

先週の記事に掲載した年初来損益は+4,610万円〈計算値〉。今週の813.7万円を差し引いて更新します。

前週末・年初来+4,610万円
今週のマイナス813.7万円
今週末・年初来〈計算値〉+3,796.3万円
年初来損益の推移|単位:万円
週末その週の損益年初来〈計算値〉
10月9日−964.0+4,420.5
10月16日+189.5+4,610.0
10月23日−813.7+3,796.3

前週と今週で、集計対象、入出金調整、配当・税金・手数料等の扱いが同じ場合の単純更新です。口座の確定集計値ではありません。先週以前の損益は年初来の数字に反映済みなので、重ねて差し引きません。

年初来ではまだプラス。でも「今年はプラスだから何でも大丈夫」とまでは言えません。今週の下落で、集中しすぎた持ち方になっていないか、想定以上の値動きではないかを見直す意味はあります。

年初来のプラスは、免罪符ではなく現在地。

大切なのは、この先も同じように考え、行動できる持ち方かどうかです。

03

AI株安は続く。
今週はTOPIXの下げも気になる。

先週に続き、AI関連株が売られていたというのが今週の市況所感です。ただ、ニュースの見出しだけで持ち株の下落理由まで決めると、会社ごとの変化を見落としかねません。

先週と今週の指数騰落率|筆者報告値
指数10/13〜1610/19〜23
日経平均−5.7%−4.2%
TOPIX−0.9%−2.5%
両指数の差4.8ポイント1.7ポイント

日経平均の下げ幅は先週より小さく、TOPIXの下げ幅は大きくなりました。「日経平均の下落が少し落ち着いた」だけでは、今週の景色を言い切れないところです。もっとも、これだけで下落銘柄数の増加や、特定業種への資金移動が確認できたわけではありません。

数字の小ネタ

−5.7%のあとに−4.2%。合計は−9.9%?

二つの週の%は、そのまま足しません。最初を100と置くと、日経平均は100 × 0.943 × 0.958 = 約90.34。2週間では約−9.66%です。

同じ計算でTOPIXは100 × 0.991 × 0.975 = 約96.62、2週間では約−3.38%になります。

各週の報告値を複利でつないだ参考計算です。丸められた週間値を使用するため、正式な指数終値から計算した値と一致するとは限りません。配当込みリターンではありません。

相場を見るときの、3段階ズーム。

広角

市場全体

指数の動き、金利、為替。持ち株にも共通する環境の変化はある?

中距離

業種・需給

同業他社も下がった? 売買高は増えた? 一部のテーマに偏っている?

接写

会社の中身

利益予想、受注、現金、配当。投資した理由そのものに変化はある?

日経平均は株価平均型、TOPIXは浮動株時価総額加重型で、構成や重みが違います。だから両方を見る意味があります。そして最後には、自分が持っている会社の開示まで戻ってきたいです。

指数の仕組み:日経平均・公式概要 / JPX・TOPIX概要

04

株価は下がった。
それ、本当に割安になった?

下落相場では「前より安い」が気になります。でも、株価と一緒に利益の見通しも下がっていれば、割安さが増したとは限りません。ここを、小さな数字で確認します。

架空の会社で考える例

以前:株価800円 ÷ EPS100円 = PER8倍

EPSは1株あたり利益、PERは株価がその利益の何倍かを表す数字です。この会社の株価が640円へ20%下落したとします。

利益が変わらなければ

EPS100円 → PER6.4倍

640 ÷ 100 = 6.4。以前の8倍より、利益に対して低い価格になります。

利益も20%減れば

EPS80円 → PER8倍

640 ÷ 80 = 8。株価は下がっても、利益に対する倍率は同じです。

「安くなった?」の前に、
「分母の利益は、変わっていない?」。

低PERや低PBRは調査の入口。数字の小ささだけで、下落余地がなくなるわけではありません。

資産を重視する投資でも同じです。現金は事業で使えるのか、売掛金は回収できるのか、土地は利益や株主還元につながるのか。株価の値札と、会社の中身をセットで見たいところです。

05

日和産業を、今週も少し。
今回は「現金の中身」を読む。

今週の売買報告

日和産業

2055

先週に続き、保有株を少し買い増しました。

購入株数・価格・金額は掲載していません。

先週は、飼料事業の利益が原料・販売価格・数量で変わることを整理しました。今週はもう一歩進んで、貸借対照表を開きます。買い増しの記録とは別に、会社を調べるときの読みどころです。

連結貸借対照表|2026年6月30日時点

2026年8月12日公表の2027年3月期1Q決算短信。今週の新規発表や現在残高ではありません。

現金及び預金

100.89億円

「現金が100億円もある!」と目が止まります。では、ここから何を確認するでしょうか。

現金と一緒に見る項目|単位:億円
項目6月末読み方
短期借入金33.79返済義務のある資金
長期借入金7.33短期分と合わせて確認
上記の借入金合計41.1233.79 + 7.33
買掛金66.59仕入れ等に伴う支払義務

現預金100.89 − 上記借入金41.12 = 59.77億円

この59.77億円は、指定した項目だけの単純差額です。会社が自由に配当へ回せる金額、清算価値、株価の下限を示すものではありません。

出典:日和産業・2027年3月期1Q決算短信(PDF)の貸借対照表。百万円表示を億円へ換算。

現金には、「これから払う役目」もある。

会社は日々、原料を仕入れ、在庫を持ち、製品を販売してから代金を回収します。その途中には買掛金の支払いや税金、設備投資などがあります。したがって、現金残高だけを見て「そのまま株主に配れる」とは考えません。

買掛金66.59億円を先ほどの差額から機械的に引くだけでも不十分です。売掛債権の回収時期や在庫の販売、支払いの時期も関わるからです。大切なのは、資金が回る仕組みを一緒に見ること。

本業

利益は残る?

原料・売価・数量から、飼料と畜産それぞれの採算を確認。

資金

現金は回る?

営業CF、在庫、売掛債権、買掛金をつないで読む。

使い道

価値に変わる?

設備投資や還元の方針が、具体的な行動につながるか。

現金は「ある」だけでなく、
「どう働くか」まで見たい。

会社の金庫をのぞいたら、次はお金の出入りを追いかけます。

06

主力6銘柄。
期待に「確認する数字」を添える。

日和産業に続いて、いつもの6社も決算前の点検です。「期待しています」で終わらせず、何が確認できれば安心材料になり、何が出れば見直すのかをメモします。

以下は筆者の確認方針です。今週の新材料一覧、会社の新たな業績予想、銘柄別の週間損益を示すものではありません。

01 / 有機溶剤

大伸化学 4629

大きな利益、その「続き方」は?

利益額だけでなく、出荷数量・売価・原料コストの関係を読むのが次の一手です。原料安の局面でも、手元の在庫が高ければ利益への効き方は変わります。

確かめたいこと
在庫のタイミングによる効果が落ち着いても、通常の販売で採算を保てるか。
考えを見直す材料
数量の弱さや値差縮小が続き、会社の見通しも下がること。
確認する項目
出荷数量・営業利益率・通期予想・配当予想。増益と増配の発表は分けて確認。

02 / 建設

南海辰村建設 1850

仕事の予定表は、利益の通知表へ?

受注が積み上がっても、売上や利益になる時期と採算には差があります。工事量の増加と、利益を残す力を同時に見たいところです。

確かめたいこと
受注が売上へ進み、原価上昇を吸収して利益につながるか。
考えを見直す材料
追加原価や損失引当などにより、受注増の効果が削られること。
確認する項目
受注高・繰越工事高・工事利益率・訴訟関連費用や引当の説明。

TOBは正式な開示があって初めて事実に。期待する時期と決算予定は別です。

03 / 物流・整備

東部ネットワーク 9036

会社のお買い物、その後どう稼ぐ?

これまで取り上げた買収計画は、実行時期と収益への影響を引き続き確認。既存事業の採算と、取得による増減を混ぜずに見ます。

確かめたいこと
事業拡大が、投じた資金に見合う利益と現金を生むか。
考えを見直す材料
のれん等の費用や投資負担が重く、営業CFが伴わないこと。
確認する項目
買収の進捗、連結対象・取得費用の説明、既存事業の営業利益。

04 / 自動車・電池部品

J-MAX 3422

回復を、一時的な追い風で終わらせない。

量産で得た利益と、精算・回収などの一時的な効果を分けて点検。取引先の話題だけでなく、自社の地域別採算まで確認します。

確かめたいこと
一時要因を除いても、生産の積み上がりが利益につながるか。
考えを見直す材料
生産増が利益へつながらず、設備投資の負担だけが増えること。
確認する項目
地域別営業利益、利益増減要因、通期予想と投資計画。

05 / 床材・防水材

ロンシール工業 4224

会社の足元、利益の足元。

価格改定や需要の変化が、販売と利益にどう表れるかを見ます。資産の評価に加えて、本業が現金を生むかも大切な確認点です。

確かめたいこと
一時的な需要の増減を越えて、利益率と資金創出を保てるか。
考えを見直す材料
販売の弱さが続き、値上げの効果でも補いきれなくなること。
確認する項目
国内外・製品別の販売動向、営業利益、配当と資本政策。

06 / 地域銀行

宮崎太陽銀行 8560

金利が上がる。その先に残る利益は?

貸出金利息が増えても、預金に払う利息や信用コストが増えれば、恩恵は変わります。金利だけで答えを決めず、資本政策も追います。

確かめたいこと
調達費用を吸収し、持続的な資金利益を積み上げられるか。
考えを見直す材料
与信費用や有価証券の損益が収益改善を打ち消すこと。
確認する項目
資金利益・信用コスト・有価証券損益・B種優先株を含む開示。

継続している論点:前週の主力6銘柄点検。

期待があるなら、確認する数字も決めておく。

「何も発表がなかった」だけで本業が悪化したとは言えず、反対に「何もなかったから安全」とも言い切れません。

07

決算カレンダー。
期待の日付と、会社の予定を分ける。

次の楽しみは、予想が当たるかだけではありません。会社の説明を読んで、見方を更新できることも決算の大切な役割です。公式ページで確認できた予定を並べました。

  1. 10月下旬年間予定の目安

    南海辰村建設

    公式IRカレンダーは第2四半期決算を「10月下旬」と案内。今回確認したページには具体的な日付の記載はありません。2026年の確定した発表日を示すものではありません。

    会社のIRカレンダーを見る →
  2. 11月6日2026年・予定

    ロンシール工業

    2027年3月期 第2四半期決算発表予定。

    会社のIRカレンダーを見る →
  3. 11月10日2026年・予定

    J-MAX

    2027年3月期 第2四半期(中間期)決算発表予定。

    会社のIRカレンダーを見る →

2026年10月23日に確認した公式ページの記載です。予定は変更される場合があります。日和産業・大伸化学・東部ネットワーク・宮崎太陽銀行の具体的な次回発表日は、本記事では未確認のため掲載していません。全保有銘柄の予定を網羅した表ではありません。

決算日が近い = 好材料が出る、ではありません。

TOB、増配、上方修正への期待と、決定済みの事実は分けて読む。そのためのカレンダーです。

08

来週どうなる?
予言より、3つの準備。

来週は10月26日〜30日。「そろそろ戻って」と思う気持ちはありますが、お願いだけでは注文の根拠になりません。次の3場面を、先に考えておきます。

もし、反発したら

ほっとして、点検。

相場全体の戻りか、会社の新材料かを確認。反発だけで投資の仮説が証明されたとは考えない。

もし、さらに下げたら

値札と中身を分ける。

新しい悪材料の有無、保有比率、売買のしやすさを確認。下がった事実だけで追加注文を決めない。

もし、決算が出たら

3つのページを読む。

実績、通期見通し、利益増減の説明。見出しの「増益」だけで読み終わらない。

行動を整理するための仮定です。発生確率や相場の予測ではありません。

決算を読む順番は、こんなふうに。

  1. 何が起きた? 売上、利益、キャッシュフロー。まず会社が示した実績。
  2. なぜ起きた? 数量、単価、原価、一時要因。前年との違いを説明する部分。
  3. これからどう見る? 通期予想や配当の変更と、その前提。自分の見立てとの差。

良い数字なら「何が続くのか」、悪い数字なら「どこまで続くのか」を考える。決算書は合格・不合格を一瞬で押すスタンプ台ではなく、次の判断材料が入った資料です。

09

注文ボタンの前に、
5つだけ自分へ質問。

マイナスの週のあとこそ、確認の順番をそろえる。読者の皆さんも、ご自身の持ち株を思い浮かべて使ってみてください。

買い増し前の点検メモ

チェックはこの画面内だけのメモです。保存・送信されません。全項目がそろっても、利益や安全を保証するものではありません。

今週も、おつかれさまでした。

雨の週にも、
次に使えるメモを一枚。

今週は−813.7万円。年初来は同じ集計条件で計算すると+3,796.3万円。日和産業を少し買い増した、10月第4週でした。

相場の雨を止めることはできません。でも、数字を見る順番と、持ち方を見直すことはできます。今週のマイナスを、来週の焦りに変えず、次の決算を読む準備につなげたいです。

来週、戻ってくれたらうれしい。
戻らなくても、確認することは決めておく。

そんな一枚を、今週の運用ノートに挟んでおきます。

よければコメント欄で、次に詳しく読みたい銘柄や、今週いちばん役立った点検ポイントを教えてください。金額や保有株数を書かなくても大丈夫です。

数字の出典・計算条件・この記事について

対象期間:2026年10月19日〜23日。週間損益−8,137,000円、日経平均−4.2%、TOPIX−2.5%、日和産業の少量買い増しは筆者の報告値です。AI関連株の売りは筆者の市況所感であり、原因・銘柄別寄与を検証した市場分析ではありません。指数の週間値は起終点の終値から再計算していません。

損益の更新:前週記事の年初来+46,100,000円〈計算値〉から今週8,137,000円を差し引き、+37,963,000円〈計算値〉。集計対象、入出金調整、配当・税金・手数料等の扱いが同じことが前提です。直近2週間合計は−6,242,000円、3週間合計は−15,882,000円。3週間合計は10月累計ではありません。実現・評価損益の内訳は掲載していません。

指数計算:2週間の参考騰落率は(1+先週の騰落率)×(1+今週の騰落率)−1。日経平均−9.6606%、TOPIX−3.3775%を小数第2位に丸めて表示。筆者の報告値を使った概算で、正式終値に基づく確定値や配当込みリターンではありません。

日和産業:2026年8月12日公表、2027年3月期第1四半期決算短信の2026年6月30日連結残高を使用。現預金・借入金の差額は掲載項目のみの計算で、分配可能額や企業価値の算定ではありません。

会社の予定と筆者の見方:決算日程は2026年10月23日に確認した各社公式IRカレンダーに基づきます。南海辰村は年間予定の月内時期のみ。日程は変更される場合があります。主力6銘柄の確認項目と来週の場面分けは筆者の考えであり、今週の新規開示や会社予想ではありません。

利用上の区別:PERの実験室は架空の数字による学習用で、個別銘柄の投資判断・目標株価ではありません。この記事は個人の運用記録であり、特定銘柄の購入を勧めるものではありません。株式投資には損失が生じる可能性があります。

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